富士山登山人数集計2019年

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富士山の登山人数に関する集計結果が発表されています。2019年7月1日から2019年9月10日までに登山をした人の人数のデータです。

2013年までは8月31日までのデータでしたが、2014年からは9月14日までのデータです。そして、2016年からは9月10日までが集計されています。

2018年のデータは富士宮ルートが長期間(2018年8月14日から9月10日)に及ぶカウンター不良のため、大幅に人数が変動しております。

ここではその詳細を紹介します。

過去のデータに関しては下記をご覧ください。

なお、2017年に発表されたデータに関しては、2008年、および2014年以降の数字が以前発表された数字と異なっている箇所がありましたので、できるだけ最新の数字に書き直しています。過去のデータをご覧になる際はあらかじめご了承ください。

2014年以降の数字の変更の理由としては、2017年から調査期間を変更したことにより、過去のデータを同じ調査期間に合わせるための修正とのことです。調査期間は開山日から閉山日まで。

データは環境庁 国立公園 富士箱根伊豆国立公園サイトより。

富士山登山人数は年々増加

2005年(平成17年)からの登山者数は下記のようになっています。この数字は、8合目を通った人数です。

年数 人数
2005年 200,292
2006年 221,010
2007年 231,542
2008年 297,875
2009年 292,058
2010年 320,975
2011年 293,416
2012年 318,565
2013年 310,721
2014年 277,494
2015年 230,248
2016年 245,675
2017年 284,862
2018年 208,161※
2019年 235,646

※2018年のデータは富士宮ルートで長期間に及ぶ計測不良があったため、大幅に変動しております。

8合目の手前で諦めた人も当然いるかと思いますので、富士山の登山を実施している人はもっと多いと思われます。

2018年は長期間の計測不良があったため、正確な数字がわかりません。

ですが、仮に富士宮ルートが平年レベルの約6万人であったと仮定すると、2018年はおおむね影響は4万人程度と思われます。

その数字と2019年を比べると、ほぼ同じか、1万人程度さらに下落したものと思われます。

2017年を除き、2015年あたりから続く24万人前後を維持していると考えられます。

登山道別の推移

ルート別の登山人数の推移です。一部でデータの欠損があります。また、誤動作で計測されている分は数値の補正をしてあります。

2018年は富士宮ルートの長期間の計測不良の影響で、割合にも大きな変動があります。ですが、実際に訪れた人が大幅に変化したわけではありません。災害等によって登山道が塞がれた、などではありませんので、お間違え無いようにお願いします。

このため、2018年は割合は非表示といたします。

吉田ルート

一番人気のルートです。

年数 人数 割合
2005年 108,247 54%
2006年 119,631 54%
2007年 132,980 57%
2008年 172,369 58%
2009年 169,217 58%
2010年 184,320 57%
2011年 165,038 56%
2012年 189,771 60%
2013年 179,720 58%
2014年 170,947 62%
2015年 136,587 59%
2016年 151,969 62%
2017年 172,657 61%
2018年 150,845 --
2019年 149,969 64%

※2019年は山頂付近の崩落により、7月9日15時まで、8合5勺まで登山可能。計測カウンターは8合目にあるものの、頂上まで登れないのであればと、8合目の手前で引き返す人がいた可能性はあります。

富士宮ルート

二番人気のルートです。

年数 人数 割合
2005年 57,962 29%
2006年 61,611 28%
2007年 54,011 23%
2008年 64,034 21%
2009年 67,590 23%
2010年 78,614 24%
2011年 72,441 25%
2012年 77,755 24%
2013年 76,784 25%
2014年 59,771 22%
2015年 55,516 24%
2016年 58,090 24%
2017年 70,319 25%
2018年 18,828 --
2019年 53,232 23%

※2018年は8月14日から9月10日のデータが欠測(機器不具合)

須走ルート

三番人気のルートです。

年数 人数 割合
2005年 25,416 13%
2006年 30,536 14%
2007年 33,394 14%
2008年 44,848 15%
2009年 43,861 15%
2010年 48,196 15%
2011年 40,179 14%
2012年 35,577 11%
2013年 36,508 12%
2014年 31,626 11%
2015年 23,122 10%
2016年 20,277 8%
2017年 23,475 8%
2018年 26,696 --
2019年 20,215 9%

※2018年は8月23日6時51分から8月25日7時45分のデータが欠測(台風のため機器撤去)、9月4日7時57分から9月5日13時00分のデータが欠測(台風のため機器撤去)
※2017年は8月7日から8月8日のデータが欠測(台風接近のため撤去)
※2015年は7月16日7時50分から7月18日13時50分まで台風11号接近のためデータ欠損

御殿場ルート

あまり人気のないルートです。初心者にはお薦めできません。

年数 人数 割合
2005年 8,667 4%
2006年 9,232 4%
2007年 11,157 5%
2008年 16,624 4%
2009年 11,390 4%
2010年 9,845 3%
2011年 15,758 5%
2012年 15,462 5%
2013年 17,709 6%
2014年 15,150 5%
2015年 15,123 7%
2016年 15,339 6%
2017年 18,411 6%
2018年 11,792 --
2019年 12,230 5%

※2018年は7月29日13時30分から8月3日18時45分のデータが欠測(カウンター不具合により欠測)、9月4日終日から9月5日終日のデータが欠測(カウンター不具合により欠測)
※2017年は8月7日から8月9日のデータが欠測(台風接近のため撤去)、9月6日から閉山日までのデータが欠測(カウンター不具合により欠測)
※2016年は7月3日、15日、22日、27日、8月28日のデータが欠測。理由は公式発表で不明となっています。
※2015年は7月1日から7月6日20時54分までデータ欠損、7月16日から7月19日6時30分まで台風11号接近のためデータ欠損
※2014年は7月10日から7月12日13時まで台風8号接近のためデータ欠損
※2010年は7月5日10時頃から7月19日13時頃までデータ欠損

集中する登山シーズンの時期

登山シーズン中の時期ごとの登山人数の割合は下記のようになっています。

時期 2019年 2018年 2017年
7月上旬 4% -- 6%
7月中旬 13% -- 12%
7月下旬 17% -- 18%
8月上旬 20% -- 15%
8月中旬 18% -- 20%
8月下旬 15% -- 17%
9月上旬 13% -- 13%

2018年は富士宮ルートで長期間の計測不良があったため、適切な数字を紹介できないため、未掲載といたします。

2019年は7月9日15時まで吉田口ルートから頂上に行けない状況であったため、数字に影響が出ている可能性があります。

登山道別最大登山人数を記録した日

登山道別の人数で、一番多かった日は下記のようになります。

ルート名 日時と曜日 人数
吉田ルート 8月11日:日 5,033
富士宮ルート 8月11日:日 2,272
須走ルート 8月11日:日 1,021
御殿場ルート 8月4日:日 791

今回は8月11日に集中していることが窺えます。8月11日が山の日で祝日、翌日の月曜日が振り替え休日であったことが影響していると思われます。

2018年のデータの欠測

以下の日程で欠測があります。

吉田ルート

2019年は山頂付近の崩落により、7月9日15時まで、8合5勺まで登山可能。計測カウンターは8合目にあるものの、頂上まで登れないのであればと、8合目の手前で引き返す人がいた可能性はあります。

富士宮ルート

無し

須走ルート

8月14日17時30分から8月16日15時50分のデータが欠測(台風のため機器撤去)

御殿場ルート

8月15日終日から8月16日終日のデータが欠測(カウンター不具合により欠測)

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