富士山の入山料
ここでは富士山の入山料について取り上げます。
ここで述べる入山料とは、別の呼び方では登山料などとも呼ばれます。山に入る際に一定の金額を支払う料金のことです。
登山する際に必要な各種費用に関しては『富士山登山の費用』をご覧ください。
富士山の入山料の有無
2013年7月から富士山の入山料が導入されることになりました。
導入は2013年7月25日から8月3日の間。金額は1000円。
全員に徴収を求めるのではなく、任意となります。払いたくない人は払わなくても構いません。
入山料を支払った人には記念品として缶バッジが配布されます。
入山料を徴収する場所は、吉田口ルートであれば6合目にある安全指導センターにて、他のルートは5合目で行われます。
払いたくない人は払わなくても構いませんが、できるだけ支払ってから登るようにしましょう。
2013年の結果によって、2014年以降の入山料の実施方法が決定します。
缶バッジだけでも欲しい人は、目的の場所まで行ってお金を払い、そして引き返すということも可能です。
将来の富士山での入山料の有無
富士山の入山料に関しては、さまざまな動きがあります。
特に、世界遺産に登録される可能性が高まった時期から、より活発に入山料に関しての話が出てきました。
ここでは主な動きを、そうした話が出た時期と共に紹介します。
富士山の入山料、2013年7月25日から8月3日まで実施
詳細は上部に掲載中の「富士山の入山料の有無」をご確認ください。
富士山の入山料、2013年夏から期間限定で任意で実施
2013年6月14日に、富士山の入山料に関する新たな情報が公開されました。
以前は静岡県側のみが積極的であった入山料が、山梨県側でも実施されることが決定。
実施時期は7月下旬から8月上旬と期間限定で行い、また、全員に一律支払う形ではなく、協力金という名目で、任意で支払ってもらう形式になる予定です。
金額は1000円として検討中。
6月下旬にさらなる詳細が明らかになる予定。
富士山の世界遺産登録の可能性が高まった後
富士山が世界遺産に登録される可能性が高まった後にも、入山料に関してさまざまな情報が出てきました。
主に、静岡県側から入山するルートに関しては、静岡県が2013年からの入山料導入に積極的です。
逆に山梨県側からの入山ルートでは、入山料の導入を2014年以降にすることを述べています。
静岡県側の入山ルートは、吉田口ルートと須走口ルートの2種類。この2種類のうち、1つを試験的に入山料を徴収することを検討しているようです。
また、一律入山料を取るか、もしくは寄付方式にして入山料を募るかも検討中です。
今後、2013年6月中旬あたりにどうするかの情報が発表される予定です。
富士山の世界遺産登録がまだ確定していない時期
現時点(2013年1月現在)では入山料は存在しませんが、将来的には入山料を設定するのでは、と言われています。
2000年代から急速に登山者数が増え、頂上に向けての歩道整備が今まで以上に難しくなっています。今後、世界遺産への登録を目指すにあたり、より登山者数が増えることが予想されています。
これらの状況により、入山料を求め、歩道の整備や施設拡充などに充てるため、登山料を徴収しようという動きが出ています。
また、料金を徴収することにより、安易に山に訪れる人を減らし、登山者数の適正化を図ることも目的の一つです。
まだ金額や徴収方法など、具体的な方法は決まっていませんが、詳細が明らかになった段階で、情報を追加掲載していく予定です。