富士山 世界遺産

富士山が2013年6月22日に世界遺産に登録されました。名称は「富士山 信仰の対象と芸術の源泉」です。

世界遺産の分類のうち、文化遺産の分野での登録になります。

日本の世界遺産は2013年の時点で16存在し、文化遺産が12、自然遺産が4となっています。富士山が追加され17件存在します。

過去には自然遺産として登録を目指していたものの叶わず、その後文化遺産として登録を目指し、2013年に登録される可能性が高まりました。そして、6月22日に登録が決定。

富士山 信仰の対象と芸術の源泉の対象

世界遺産は一つの物や場所を指すだけでなく、複数のものをセットとして登録されることがあります。

富士山では以下のものが世界遺産として登録されています。

  • 富士山域「山頂の信仰遺跡群、大宮・村山口登山道(現富士宮口登山道)、山口登山道(現御殿場口登山道)、須走口登山道、吉田口登山道、北口本宮冨士浅間神社、西湖、精進湖、本栖湖を含む」
    富士山本宮浅間大社
  • 山宮浅間神社
  • 村山浅間神社
  • 須山浅間神社
  • 冨士浅間神社
  • 河口浅間神社
  • 冨士御室浅間神社
  • 旧外川家住宅
  • 小佐野家住宅
  • 山中湖
  • 河口湖
  • 忍野八海(出口池、御釜池、底抜池、銚子池、湧池、濁池、鏡池、菖蒲池)
  • 船津胎内樹型
  • 吉田胎内樹型
  • 人穴富士講遺跡
  • 白糸ノ滝
  • 三保の松原


富士山が世界遺産になることによる登山への影響

富士山が世界遺産として認められることは一見喜ばしいことですが、登山者にとってはいくつかの心配となる問題が発生します。以下、その可能性などを取り上げます。後日、実際に問題が発生しているなどが把握できた場合は改めて記載内容を見直します。

登山の有料化

富士山が世界遺産と決定する前から、富士山の入山を有料化するべきとの話が出ています。世界遺産になる前から登山ブームなどもあって入山者数が急増しており、山の自然を守るためとして有料化を検討しています。

実際にどういった形で有料化するかなどは不明ですが、今後、有料化の方法や金額などに注目をしていく必要があります。

有料化に関しては『富士山の入山料』も合わせてご覧ください。

交通事情の悪化

富士山の登山は、多くが5合目という途中の場所から登山を開始します。5合目は登山目的だけでなく、観光目的で訪れる人も多々います。

その場所までは、車などの車両を用いて移動します。

富士山が世界遺産となることで、訪れる人がより多くなり、交通事情が悪化する可能性があります。

世界遺産になる前から、登山道に向かう道路は時期によっては交通規制が敷かれていますが、この日程が延びたり、また、交通規制が無い時でも渋滞になるなど、影響が出る可能性があります。

訪れる際はできるだけバスを利用する、交通渋滞で到着が遅れること前提で登山計画を練るなど、登山者側としても対策が必要です。

山小屋への宿泊困難

世界遺産に登録されることで、登山者が増える可能性があります。

このため、数が限られている山小屋の宿泊が困難になるでしょう。また、宿泊しても、狭い状態で寝ることになるなど、不便を強いられます。

もともと山小屋は利便性を求める場所ではありませんが、より不便になることを念頭に入れておきましょう。

そもそも、山小屋の予約が取りにくくなることもありますので、計画は早めに、決まったらすぐに予約を取るようにしましょう。

山小屋については『富士山の山小屋』『富士山の山小屋・山荘』をご覧ください。

トイレ問題

富士山は比較的トイレが多く設置されていますが、訪れる人が多ければそれだけトイレでの問題も発生します。

トイレに入るために長時間並ぶ必要が出たり、並ぶのが面倒だからと我慢して登山を続けていると体調が悪くなるなど、さまざまな問題が起こりえます。

また、トイレは水洗トイレではなく、特殊なトイレのため、トイレットペーパーを流すなどの行為が禁止されています。そのことに気が付かず、トイレットペーパーを入れてしまうことにより、トイレが壊れ、利用できるトイレの数が減り、それがトイレの行列を新たに作るなどの問題も起こるでしょう。

このため、済ませられるところでは済ませ、道中は水の飲みすぎに注意し、常に適量を取るように心がけるなどの工夫が必要になります。

ゴミの増加

人が多く訪れるということは、ゴミの量も増えることを意味します。

登山中のゴミは家まで持ち帰るのが基本ですが、そうしたルールを知らない、もしくは守らない人も出てくるでしょう。これにより、ゴミが捨てられたり、あふれかえったりすることが予想されます。

また、捨てようと思っていなくても、バッグからペットボトルなどの荷物が転げ落ちるなどして、ゴミが出ることもあります。

各自の荷物の管理も重要になります。

外国人登山者の増加

世界遺産に登録されると、海外からの観光客が急増します。

もともと富士山は日本への観光の際に組み込まれやすい場所ですが、より一層、外国人観光客が訪れることでしょう。

当然、登山もしてみようと思う人も多いでしょうから、今まで以上に富士山への外国人登山者が増えると思われます。

単に増えるだけでしたら問題ありませんが、言語の壁などがあるため、トラブルが起こってしまうことも予想されます。

日本の世界遺産

日本の世界遺産は2013年の時点で16種あります。

自然遺産が4種、文化遺産が12種です。

富士山は過去に自然遺産として登録を目指しましたが、自然としてはふさわしくないということで登録されておりませんでした。自然と呼ぶには開発がされてしまっている点が、その理由の一つと言われています。

実際に登山をすればわかりますが、頂上まで整備されたルート、頂上にある売店などの人工物などを見ると、その理由が納得できると思われます。他の登録されている自然遺産と比べて、人の手が入りすぎていると言えるでしょう。

その後、文化遺産としての登録を目指しました。富士信仰などと言われるように、富士山が信仰の対象となっており、山麓にある神社や、山を登る道中に存在する祠などから、その文化的な役割を窺うことが可能です。

当サイトでは富士山の登山を取り上げていますが、登山だけでなく、周辺の施設なども含めて訪れ、世界遺産となった他の場所との違いなどを楽しんでみてはどうでしょうか。

自然遺産

  • 知床(北海道)
  • 屋久島(鹿児島県)
  • 白神山地(青森県、秋田県)
  • 小笠原諸島(東京都)

文化遺産

  • 法隆寺地域の仏教建造物(奈良県)
  • 姫路城(兵庫県)
  • 古都京都の文化財(京都府、滋賀県)
  • 白川郷・五箇山の合掌造り集落(岐阜県、富山県)
  • 原爆ドーム(広島県)
  • 厳島神社(広島県)
  • 古都奈良の文化財(奈良県)
  • 日光の社寺(栃木県)
  • 琉球王国のグスク及び関連遺産群(沖縄県)
  • 紀伊山地の霊場と参詣道(奈良県、和歌山県、三重県)
  • 石見銀山遺跡とその文化的景観(島根県)
  • 平泉 仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群(岩手県)


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