富士山に登る時の歩き方

富士山に登るときは、街中を歩く時とは異なる歩き方をする必要があります。

如何に注意すべき点をまとめておきます。これらは、山登りの基本でもあります。

ゆっくり歩く

富士山を前にして、はやる気持ちで頂上を目指したい気持ちがあるかと思います。

しかし、山登りの原則は、ゆっくり歩く、です。

危険個所を通り抜ける時以外は、常に一定のペースで、ゆっくりと歩を進めましょう。

歩く時の目安になるのがコースタイムです。いろいろなところで発表されているコースタイムと、自らの歩行スピードを見比べて、歩くスピードの調整をしましょう。

コースタイムより遅いからと言って、無理に早く歩く必要はありません。後々の予定が決まっている場合はその限りではありませんが、登頂を最優先させるのであれば、遅くとも着実に進むようにします。

ゆっくり歩くと、高所対応も合わせて行うことが可能です。早く進んでいくと、それだけ高度が急激に上がり、結果として高山病になる可能性が高まります。

これらの理由から、常にゆっくり歩くよう心がけましょう。

なお、雷が鳴り始めたときなどの特殊な状況の場合は、急いで山小屋を目指すなどする必要があります。状況に応じて行動を切り替えましょう。



足を上げすぎない場所を選ぶ

登山道には、大きく足を上げないと通れない場所があります。

しかし、左右を見渡すと、そこまで足を上げなくても通れる登山道もあります。

この場合、多少、遠くに進むことになっても、足をあまり上げない方の道を進むことをお薦めします。

太ももを大きく上げていくことで、すぐに疲れがたまります。

逆に、太ももを大きく上げなくても済むような道を選んでいくと、さほど疲れもたまりません。

常に太ももの上げる高さが小さくなるような道を選ぶようにしましょう。

振り子のように足を振らず、靴底をすべて着けるように歩く

街中を歩く時は、足を振り子のようにしてズンズンと前に進んでいくように歩くかと思います。

しかし、登山の時は、この歩き方をすると、余計に疲れてしまいます。

登山時の歩き方は、あまり前の方に行くようにせず、少し靴を上に向けて上げ、少し前に向け、足を上から下に下ろすようにします。

一回の歩幅は街中を歩く時と異なり小さくします。

歩幅は、坂の傾斜によってどれくらい上げればいいか異なりますが、坂が急であればある程、より小さな歩幅で、一歩一歩進むようにします。

それこそ、靴の大きさの一歩分をようやく進むかのような、それくらいの歩幅です。

これくらいの歩幅を、少し太ももを上げ、そして下に下ろすようにして、地道に前に進んでいきます。

決して足を振り子のように前に出して勢いよく進むようにしないようにしましょう。すぐに疲れがたまります。

休憩時間は短めに

歩き疲れると、休憩を長くとりたいと思うかもしれません。

しかし、休憩を長くとると、今度はせっかく温まって運動に適した体になったにもかかわらず、再度冷めて、最初から体を作り直さなければいけなくなります。

このため、休憩時間は食事の時間以外、あまり長くとらないようにしましょう。

どれくらいの時間が好ましいかは状況に寄りますが、出来れば5分から10分程度で休憩を終えるようにします。30分ごとに5分であったり、1時間ごとに10分であったり、歩いてきた時間に応じて休憩時間を調整しましょう。

短い休憩では時間が足りないという状況になっている場合は、そもそもの歩くスピードが早すぎたり、太ももを大きく上げて筋肉が悲鳴を上げている場合が大半です。このため、先に紹介した歩き方を参考に、ゆっくりじっくりと歩いていくようにしましょう。

随時ストレッチを実施

歩いている最中に少し立ち止まるような場面もあるかと思います。そうした時は、少しストレッチをすると良いでしょう。

登山靴を履いている時は、あまりアキレス腱などを伸ばすのは難しいですが、膝の裏辺りを伸ばすことは可能かと思います。この辺りを伸ばすだけでも、かなり足の疲れを軽減させることが可能です。

荷物を置き、前屈の姿勢で膝の裏辺りの筋肉を伸ばしましょう。

このほか、肩周りなども、ザックを背負って負担をかけていますので、伸ばすとよいでしょう。背伸びの姿勢をとり、左右に揺らすと、体の筋肉が和らぎます。その時に、合わせて肺に酸素を取り込むようにすると、高山病対策にもなります。

下山時ほど、注意しながら歩く

下山の際は、坂道を勢いよく歩いていきたくなるかと思います。

ですが、すでに登山時に足にかなりの負担をかけていることもあり、下山時に勢いよく歩いていくと、膝を痛めることになります。

このため、膝を痛めないような歩き方をする必要があります。

まず、大きく足を前に出さないようにします。これは登山時以上に気を配る必要があります。意識しないとついつい前へ前へと気持ちが焦ります。早く帰りたい気持ちはわかりますが、足を痛めて帰るよりかは、多少時間が遅くても痛みが少ない状態で帰られるようにしましょう。

下山時は、つま先が靴の先の方に当たる事もあるかと思います。もしかしたら、靴があっていなかった可能性もありますが、登山中にそうしたことが分かっても手遅れです。

靴紐をきつめに絞め、また、歩き方もよりゆっくりにするなどして、つま先が靴先に当たらないように歩いていきましょう。



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