山小屋で出来ること、出来ないこと
山小屋は、一般の旅館やホテルとは異なる場所です。
ここでは山小屋で出来ることと出来ないことを紹介していきます。
山小屋で出来ること
ここでは山小屋で出来ることを紹介します。
雷からの避難
山では、天候の変化が早いです。
また、雷が鳴ることも多々あります。
雷に当たると、最悪の場合は死ぬことがあります。
このため、山小屋では、雷が鳴った時には避難させてもらうことができます。
この時、多くの人が山小屋に避難する事になりますので、かなり混雑しても文句等を言わないようにしましょう。
飲食物の購入
山小屋では飲み物や食べ物などを購入できます。場所によっては杖や携帯酸素缶の販売も行っています。
購入場所は、外にカウンターのような場所を用意していることもありますし、山小屋の中に入って購入する事もあります。
なお、深夜帯など時間帯によってはスタッフが対応できないこともあります。
このほか、そもそも山小屋が閉まっている時期もありますので、訪れる時期がシーズン中で無い場合は、事前にどの山小屋が開いているかを確認しておきましょう。
宿泊
山小屋では宿泊することが可能です。事前に予約をしておきましょう。
予約をしなくても宿泊できることがありますが、登山シーズン中は困難となります。
また、登山シーズン以外では、山小屋が開いていないこともあります。シーズン外で上る方は、山小屋の運営情報をチェックしておきましょう。
トイレの使用
多くの山小屋にはその近くにトイレが用意されています。このトイレは、宿泊しなくても利用可能です。
ただし、有料ですので、100円玉の用意を多めにしておきましょう。
山小屋で出来ないこと
ここでは山小屋で出来ないことを紹介します。
わがまま
山小屋ではわがままを言うことはできません。宿泊するにしても、アレをしてほしい、これをしてほしい、などは言わないようにしましょう。
多くの人が利用する公共スペースであるとうことをあらかじめ理解した上で活用しましょう。
ホテルや旅館などとは異なる場所です。同等のサービスを望まないようにしましょう。
中に入っての休憩
山小屋に宿泊する人は別ですが、宿泊しない人は、山小屋の中に原則入れません。
飲食物を山小屋で購入した時も、基本は外で食べます。
山小屋の前にはベンチなどが置いてあることが多いので、そこで休憩しましょう。
雨宿り
雨が降っていても、中には入れません。
山では雨でも常に外で行動できること前提です。雨が降ったくらいでは雷と同じように避難はできません。
ただし、豪雨などの場合は別かもしれません。その時は山小屋で確認をしましょう。
もっとも、豪雨になるような日程で富士山に登ろうとする事自体が、問題かと思いますが。事前の天気予報などはしっかりと確認の上、登山に出かけましょう。
タオル、寝巻、アメニティ等
山小屋では、タオルや寝巻、各種アメニティなどはありません。
着の身着のままで宿泊することになります。
かといって、山小屋に寝巻を持っていくというのも考えものです。荷物になるだけですし、そうした格好で寝る人も皆無です。
環境に配慮するために石鹸等も使用できませんので、ウェットティッシュなどを持っていくようにしましょう。