富士山にて冬山で個人でライブ配信中に滑落事故
2019年10月30日に、富士山で男性が死亡していることが発見されました。
10月28日にネット上のライブ配信機能を用い、ライブ配信をしていた人物が滑落したという映像が公開されており、その人物がどうなったのかとの話がありましたが、2日後に遺体として発見されています。
滑落した場所は山頂付近、遺体発見場所は7合目付近と、かなりの高度を滑落しています。
一人登山であること、また、そもそも登山の時期として適していない閉山中の冬山での登山、そして、ライブ配信のように他のことにも気を配らなければいけない環境など、さまざまな要因が滑落につながったと思われます。
一人で冬山に挑むこと自体の問題は言うまでもありませんが、それ以上に注目を集めるためにライブ配信を行っての行為を、問題視する必要があるでしょう。
一人登山はすべてが自己責任です。
だからこそ、安全な環境で無理のない登山計画をする必要があります。
以下、ニュース記事です。
『富士登山の動画をライブ配信中に滑落したとみられる登山者を捜索していた静岡県警は30日午後1時40分ごろ、富士山7合目付近で遺体を発見した。
県警御殿場署によると、富士山須走口7合目にある山小屋から南に約800メートル、標高約3000メートルの地点で発見した。遺体の損傷が激しく性別は不明。身元が分かるものは所持しておらず、身元の特定を進めている。
28日午後2時半ごろ、富士山頂付近を歩きながらインターネット中継していた男性とみられる登山者が滑落するような様子が動画配信サイトに流れ、静岡、山梨両県警に通報が相次いだ。ヘリコプターで上空から雪上を滑り落ちたような跡を確認し、静岡県警が29日から救助隊を出して捜索していた。』(毎日新聞サイト 2019年10月30日より)
※その後のニュースで、登山者は東京都新宿区の無職、47歳男性と発表されました。