タイプ別の登り方

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一人やツアー、グループ等のタイプ別での登り方の紹介です。

一人での富士山登山

一人で登る場合は、準備を万端にするようにしましょう。

体調が悪いようでしたら、登らないという選択肢もあります。急遽登らないようにしても人に迷惑をかけることがありませんので、このあたりの設定が自由にできるのが一人登山の魅力です。

ペース配分も自分の好きなようにできますし、休みたい時に自由に休めます。人に気を使わなくてよいので、精神的には楽です。

ただし、一人特有の寂しさのようなものは、一人に慣れていない人には付きまといますので、この点は仕方ないものとして諦めましょう。

ツアーでの富士山登山

ツアーと一口に言っても、さまざまなツアーがありますので、そのツアーごとに特徴が異なります。

ガイドも1人しかいないところもあれば、数人でサポートしてくれるところもあります。

また、道中は1人でも、途中にも人が待機していてサポートしてくれるところもあります。

ツアーは、富士山に詳しい人が付いているため、いざという時に安心して任せられるという点があります。ペース配分などがわからない人も、ガイドのペースに合わせて歩けば、問題なく頂上まで辿り着くことができるかもしれません。

しかし、ツアーでは団体行動が求められますし、疲れていても自分のペースで休憩することができません。また、ペース配分も、ガイドがしっかりと考えて歩いてくれるものの、あまりにも遅いと他のツアー客に迷惑がかかるため、やはり一定の速度で歩いていってしまいます。

自分が遅れれば他のツアー客に迷惑がかかり、他のツアー客が遅れれば、自分が進む時間が遅くなり。

最悪の場合は、帰りのバスなどの時間の関係で、登山の途中でツアーが打ち切られ、強制的に下山させられることもあります。つまりは体力があっても頂上に行く前に下山となってしまいます。

このような可能性もあること前提でツアーを申し込むとよいでしょう。

職場グループでの富士山登山

グループでの富士山登山に関してです。ここでは職場でのグループについて取り上げます。

職場ですと、たいていは上下関係のある状態でのグループになるかと思います。同期のみでしたら、知人グループの方をご確認ください。

上下関係があるということは、上司が幅を利かせ、部下はやや肩身の狭い思いをします。

上司の機嫌を取らなければいけませんし、トラブルなどがあった場合も積極的に対応しなければいけません。

もし、しっかりとした登山の知識がある上司でしたら、あまり問題は起こらないかもしれませんが、あまり登山に関する知識がないにもかかわらず、富士山登山をしたいということで、職場に声をかけたような時には注意が必要です。

たいていは無理無茶をしてグループの富士山登山を失敗に陥れる可能性高くなります。

部下の立場として参加するのであれば、出来れば理由を付けていかないようにするか、いかざるを得ないような時は、かなりの無理難題が襲い掛かるという覚悟の上で参加しましょう。

辛い状況になると人は本性を現しやすくなります。上司がどういった人間なのか、他の職場の同僚がどういう人なのか、人間観察も含め参加すると、面白いかもしれません。

少なくとも、いざという時のために、自身が山初心者であったとしても、知識だけは完ぺきに詰め込んでおいた方が良いでしょう。

知人グループでの富士山登山

知人グループでの富士山登山は、比較的気持ちは楽に思えるかもしれません。

気の知れた仲間同士での行動ですので、感動の共有がしやすいなど、山を楽しみやすい組み合わせといえます。

すべてがうまくいけば、最高の組み合わせですが、グループ内に満足に準備をしてこない人、我儘が多い人などが含まれると一気に登山の楽しみが苦しみに変わってしまいます。

特に人任せにするような人がいる場合は、注意が必要です。

必ず全員に、事前に下調べをさせ、情報を各自で集めさせると同時に、出発前には全員で時間を作って集まり、行程に関する打ち合わせなどをしておきましょう。

誰かがやってくれるだろう、という考えを持つ人がいない状況にすることが、知人グループで登る時の成功の秘訣と思われます。

このほか、道中では、一番遅い人のペースに合わせることも重要です。これは、山でのグループ行動の基本となります。ただ、グループ内で話し合い、いくつかのチームに分けて、早い人は先に、遅い人はゆっくりに、ということもできます。この辺りも含め、事前に話し合いましょう。

カップル、夫婦での富士山登山

カップルや、夫婦での富士山登山は、人生の山場になる可能性も高いといえるでしょう。

特にカップルであれば、その後、縁が切れるか、より親密になるかの分かれ道と言えるでしょう。

夫婦の場合は、さすがに離婚まで行くことはないでしょうが、その後の夫婦生活の中で、とかく相手に対してこの富士山登山での出来事を後々まで言われる可能性があります。

問題となるのは、如何に相手を思いやれるか、ということです。

自身が早いペースで進めるからと言って、パートナーも同じペースで進めるとは限りません。その逆もまたしかりです。

歩くペースは、基本的に遅い方に合わせます。これは山のグループ登山でのルールと同様です。

休むタイミングも、同様に、休みたいという方に合わせましょう。

ただ、あまり休ませすぎると、体が冷えて今度は歩くのが億劫になります。休む際は5分や10分などの短時間に留め、とりあえず次のポイントまで歩きましょう。

このほか、パートナーの体調を常に気づかい、高山病の心配はないかどうか、足の疲れ具合はどうかなど、随時お互いに確認するとよいでしょう。息が上がっていたら、随時深呼吸をさせるなどして息を整えさせましょう。

パートナーへの思いやりが、後々の関係も良好にするでしょう。

もっとも、甘えればよいという考えもよくありません。荷物を持ってもらおうとかの、安易な行為は慎みましょう。そうした行為は、パートナーに負担をかけるだけで、我儘な人間と思われ、嫌われるのがオチです。

親子での富士山登山

富士山は、親子でも登ることが可能です。

登っている最中にも、多くの子供を見かけます。

子供の実際の年齢はわかりませんが、10歳以上くらいの子供をよく見かけます。

このため、親子での富士山登山は、問題なく可能です。

親子ならではという点で気を付けることは、子供がはしゃいで早く行き過ぎて、途中でばててしまうことです。ゆっくり歩くということを教え込ませ、絶対にはぐれないようにしましょう。

また、子供がいる場合は、夜間の登山などを控えるよう、日程の調整をしましょう。

このほか、子供が持つ荷物は最小限にとどめ、ある程度は親が変わりに持つことも検討しましょう。

あとは、他の登山者に迷惑をかけないように、注意点をしっかりと教えましょう。

山小屋では、他の登山者が疲れを癒す場所ですので、騒がしくしないようにします。

10歳以上の子供であれば、十分理解できる話だと思います。あとは、事前にどれだけ教えられるか。これは、親の能力次第です。出来ないのであれば、親子での登山はもう少し年齢が上がるまで待つ必要があります。

対象が子供ではなく、自らの親と登る事もあるかと思います。

親の場合、特に年齢が高い場合でも富士山には登ることが可能です。70歳以上の人もよく見かけます。最高年齢は100歳で登頂した人もいるようです。多少、その年齢と比べて強い足腰は必要ですが、決して無理なことではありませんので、しっかりと相談したうえで登山しましょう。

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