富士山での食事
富士山での食事は主に3通りあるかと思います。
自らで持っていくもの、山小屋での夕食朝食、売店での軽食のパターンが主かと思います。
これらに関して紹介していきます。
自分で持ち込む
山小屋に宿泊しない人や、売店などでの購入は価格が高くて嫌な人。また、自分の好きなものを食べたい、という思いもあるかと思います。
持ち込みの際の注意点は次のようになります。
- 腐らないようなもの
- 溶けないもの
- 重くなりすぎないもの
頂上付近は冬並みの気温ではありますが、麓や五合目辺りは十分温かい気候です。
このため、持っていくまでに腐る可能性があります。腐敗に関しての対策をしておくようにしましょう。
溶ける溶けないに関しても同様です。暑さによって影響を及ぼさないようにしましょう。
重さは、重すぎると当然足腰に影響を及ぼします。
この辺りを考慮した上で、持っていくものを決めましょう。
このほか、行動中に食べる食事に関しては、手軽に食べられるものを選びましょう。
行動中に食べる食事は、やや多めに用意する事をお薦めします。
食べるのを億劫がって食べないでいると、エネルギー切れによって急激に疲労が増します。
行動中に食する物は、チョコレートなどの甘めの物などがお薦めです。他にはゼリー系飲料など、エネルギー補給を謳っているものを選びましょう。
なお、出たゴミはすべて自分で持ち帰ります。ゴミ箱はありません。山小屋等にゴミの処分をお任せすることもできません。
山小屋での夕食朝食
山小屋で夕食や朝食をとる場合は、その場の指示に従って食しましょう。
その分、自身で持ち運ぶ荷物が減ります。
朝食は弁当であることがあります。
夕食、朝食共に、さほど豪華なものが提供されるわけではありませんので、普段からよく食べる人は、別途自らで追加の食事を用意する必要があります。
売店での軽食
山小屋の売店や一部の登山ルートにある売店では、食事も用意されています。
主にカップめんや菓子類など、簡単なものになりますが、腹を満たすことは可能です。
時間帯によっては開いていないこともありますし、混雑時は対応が出来ないこともあります。
価格は軒並み高めです。
また、カップめんなどは、頂上付近になればなるほど、お湯の沸点が低くなる関係上、低地で食べる時より若干食感などが異なります。
いろいろと不都合はありますが、食べずにエネルギー切れを起こすよりかは、何かしらでもお腹の中に入れておいた方が良いため、多少の事は我慢し、食事をとりましょう。
カップめんなどのゴミは売店で処分してくれると思いますが、その他のゴミは自らで持って帰る必要があります。
自炊する
富士山での自炊に関してですが、位置にもよりますが、標高が高く、沸点が低いこともあり、自炊に適していません。
また、ゴミの処理の問題や、道具類を持っていくための労力などもあり、あまりお薦めできません。
特に、初心者であるのであれば、出来るだけ作り置きのものを持っていったり、山小屋などでの食事を利用することをお薦めします。
少なくとも他の山などで自炊経験の無い人は、自炊そのものをプランから外しましょう。
ゴミは当然持ち帰り、また、水なども無いため、洗うなども富士山ではできません。