富士山登山前にいくつかの山で練習
富士山登山をする前に、練習も兼ねていくつかの山で練習をする事にしました。
これは、購入した道具を扱う練習や、何よりも登山靴を慣らすため、そして、自らの体力などを推し量るために実行しています。
登山靴を慣らすのは必ずしなければいけないことですので、最低でも数回は山に登って試したいものです。
登山の状況に関しては、それぞれの旅行記に記載しています。東京近郊の方は、参考になるかと思います。
高尾山
東京から近くにある山で、ミシュランガイド三ツ星にも選ばれた山です。
気楽に登ることができる事が魅力の一つです。
気楽に登ることができるのは「一号路」と呼ばれているルートのみです。一号路はコンクリートで舗装された道が大半で、その他の場所でも勾配が緩やかで、気楽に頂上に到達することが可能です。このため、一号路はサンダルやハイヒールで登ってくる人もいます。
山登りの役に立つのはその他のルートです。
特に「三号路」「六号路」「稲葉山ルート」の2つは、山登りの練習として最適です。
登山靴を購入した後は、これらのルートから頂上を目指し、靴を慣らしていくとよいでしょう。
また、「二号路」「五号路」を周ることで、少しでも長く歩くコツを把握することが出来ます。
選ぶルートをいろいろと組み合わせることで、より登山の練習になると思います。
いろいろなコースを組み合わせて登ったことで、登山靴の使用勝手などが確認できました。途中、足が痛くなる時がありましたが、その時の登山靴の状況を把握し、靴紐の調整が出来たのが良かった点です。
大山
神奈川県にある山です。新宿駅から小田急線で電車で行き、バスに乗り換え、麓に到着することが可能です。
都心から比較的アクセスがしやすい山です。
途中まではケーブルカーで移動が出来るのも魅力的です。
ケーブルカーの終着点から登頂を目指しても、十分な練習になります。
出発点から約900mの高さを登ることになります。
高尾山ほどやさしい山ではなく、途中に売店などもないため、なかなか大変ではありますが、そのため、練習には最適の山となっています。
実際の登った時は、飲み物不足を痛感しました。真夏に登ったため、1Lの飲み物を持って行っても、頂上前に飲み干すという状況に。これで、飲み物の配分や重要性を把握できました。
塔ノ岳
東京から近場にある山です。
新宿駅から小田急線に乗り電車で移動。到着駅でバスに乗って麓まで行きます。バスに乗っている時間が短めなのが利点です。
登頂時間はかなり長く、辛いものがありますが、だからこそ、富士山登頂の最後の調整のために利用したい山とも言えます。
出発点から約1200mの高さを登ることになります。
夏に訪れるとちょっと暑く、厳しいため、出来れば夏に入る前に一度挑戦してみるとよいでしょう。
実際に登った時は、雨が降り、途中で滑って手を大きく切ったりとかなり辛い思いをしましたが、雨具の使い心地などを試せたのが良かったです。
また、歩く距離はかなり長いのですが、1200mを登ったというのは富士山登山への自信になります。
富士山登山は吉田ルートからであれば約1500mで登頂可能です。富士山登山の時は山小屋での宿泊もありますので、そう考えれば、1200mを1日で登りきり、そして下るというのは、かなりの仮想練習に適していると言えるでしょう。
高山病などの心配もありませんので、体力を推し量るという意味で、最後の練習場として塔ノ岳をお薦めします。