御殿場口ルートの大砂走り、下っても先が見えず、途中でバテて、そしてトラブル
宝永山の分かれ道から、さらに大砂走りを下ります。
下っても下っても先が見えず。
この辺りになると、休憩をしようと思っても休める場所がありません。
休もうと思って岩のところで止まろうとして岩をつかんでも、その岩も一緒に滑っていく状況に。
仕方ないので、休みなしで下り続けました。
実はこの辺りで、食事を摂らなかったことによる影響が出てきました。
考えてみれば、御来光を見るときにお稲荷さんとチョコフレーバーを食べ、その後頂上でマカロンラクスを食べただけでした。朝3時から行動して15時近くまでこの程度しか食べていないため、エネルギー切れになったようです。
飲み物は十分すぎるくらいに飲んでいるのですが、逆に水分取りすぎのようなだるい症状も現れ。
休憩も出来ないことから、だんだんと気分が滅入ってきます。
この辺りから、標識を見て、確実に進んでいるのかどうかをチェックし始めました。
「G-165」辺りに着いたのは13時7分。
雲の奥には別の山が見えます。麓があり、そして別の山があるということで、到着はそれほど時間がかからないだろうと少し気が楽になりました。
そして、遠くに建物のようなものが見えたため、間もなく到着かと思っていたら…。
朽ち果てている建物で、終着点でも何でもありませんでした。後で調べたところ「気象庁避難小屋」とのことで一般利用不可の場所とのことです。この建物の上に人が乗り、休憩していました。
この建物の段階で13時14分。大砂走り開始から54分です。
ほぼ同じ位置に「須山口下山歩道」という表記があり。御殿場口の下山道を降りてきていたのに、なぜこのような表記があるのかわからず。
これも終わってから調べたところ、昔は「須山口」というのがあったようで、その名残のようです。
このとき手元にあったマップは、印刷ミスで大砂走りの下山の途中までしかコピーしておらず。そして、この大砂走りの部分が60分であるかの表記のみだったため、そろそろ終わりだろうという気持ちが強くなっていました。
しかし、まだまだ先があり。かなり、精神的にも参ってきました。