御来光館から九合目、そして富士山山頂直前まで
上を見上げると、まだまだ頂上まで遠いため、あまり見上げずに着々と歩きます。
この段階まで、特に高山病の症状も出ておらず、疲れも多少はあるものの、足が動かないというような疲れはないため、地道に一歩一歩、淡々と歩いて行きます。
途中で少し岩に腰をおろして水分補給をしたりしながら、ゆっくりと歩いて行きます。
道は大きくジグザグ状になっています。代わり映えのしない景色を歩き続けることになるため、面白みは少ないのですが、ここからはどれだけ体力を残して歩んでいけるかを意識しつつ、進んでいきました。
足元は岩がゴロゴロしているものの、段差がないため、ゆっくりと進んでいくことが可能です。
九合目まであと200mの看板を発見。
九合目には白く見える鳥居があります。
その鳥居の奥にさらに見える鳥居が、ほぼ頂上の位置となります。
6時17分に九合目の鳥居に到着。「御来光館」から35分で到着です。この辺りまで来る時には、ところどころ止まって水分補給をし、また、ストレッチをしつつ登っています。コースタイムは30分と、ここでコースタイム以上の時間をかけて登ったことになります。
途中の写真撮影時間や休憩時間を抜かしていないので、正確にはほぼコースタイムと同様の時間かと思います。
呼吸も意識して深く吸うようにして、高山病にならないように祈りながら進んできています。
鳥居に強引にお金を挟むようにしたり、その周辺にお金をばらまいたりしている人がいるようで、一円玉や五円玉が散らばっています。
やっている人は御利益があると思ってやっているのかもしれませんが、これらの行為はゴミをばらまいているのと同じ行為ですので、決してやらないようにしましょう。頂上におさい銭箱がありますので、そちらに入れましょう。
ゴミつながりで、登山道の外に転がっているゴミの写真です。
決して最近捨てられたゴミではないようなのですが、回収は誰も出来ないため、永久にこの位置にゴミが散らばり続けることになります。
ついうっかりザックから落ちてしまうこともあるかと思いますが、そういうことがないように、荷物を整理しておく必要が、登山者には求められます。
九合目は標高3600m、富士山山頂まであと400m、約30分のところまできました。
地味に登っていき、残り200mの位置まで進みました。
それでも上を見れば、まだまだの位置。しかし、めげずに進みます。
月もまだ地球を見下ろしています。
足元には大きな石が転がっているものの、歩ける場所は比較的整っており。
いよいよ最後の鳥居まで後わずかとなりました。
最後の方は段差があるものの、手を使うような場所ではないため、安全に登ることができます。
上を見る前に、改めて下を見ます。ここまで登ってきたことを再度実感。
そして、鳥居まで到着です。左右には狛犬がいます。6時45分着、九合目から28分で到着しました。
石碑などもあります。
九合目の鳥居もそうでしたが、ここでも小銭を鳥居に強引に押し入れたり、辺りに散らばらせたりしています。
風に飛ばされたら回収できないゴミになってしまうため、このようなことはしないようにしましょう。もう少し登ればおさい銭箱のある神社に着きます。
あとは頂上を目指すのみです。