宝永山第一火口から宝永山山頂へ
宝永山第一火口で少し休憩し、そして宝永山山頂目指して出発。
この場所以降は足もとが岩がごろごろしており、また、坂も上り坂となります。
なぜか大きな岩の上に小さな岩を積んでいる場所が。
進行方向をみると、雲で先が見えません。
案内板があったであろう杭の跡。どうしてこうなったのか謎です。
時折雲が晴れると山頂方面を見渡すことができます。
遠くには何人もの登山客が。登山の格好をしている人もいれば、車でちょっと来て、登り始めたような家族連れもいます。
ただひたすら地味に登っていきます。
地面に足がとられ、軽快に登ろうにも下に引きずりおろされることが多々あります。
しかも雲が通ると先が見えなくなるため、気分的にも微妙な気持ちに。辛さと寂しさと怖さが同居します。
それでも雲が抜けると先を見渡すこともでき。
時折きれいに見える富士山の山頂側を眺めつつ地味に歩いていきます。
雲がないときは先に進んでいる人たちの姿が見え、気持ちも楽に。
しばらく進み、最後のほうに近づくと、人の会話が聞こえました。どうやら道が二つに分かれているようです。
そして、片方の道は道中と同じく下に滑りやすい道であるものの、もう片方は歩きやすい道になっているとのこと。
その会話がなければ辛いほうの道を進む予定でした。
左側が辛い道、右側が楽な道。楽な道を選び、先に進みます。明らかに地面の構成物が異なっており、歩きやすくなっています。また、宝永山頂上にもこちら側からのほうが近いので、ずいぶんと楽ができます。
登っていき、馬の背と呼ばれる場所まで到着。
馬の背からみた頂上です。ちょうど雲が晴れたので、きれいに頂上が見えます。
馬の背も歩きやすい地面のため、ペースが上がります。
徐々に左右にロープが見えてきました。
そして、宝永山頂上に到着です。宝永山第一火口からちょうど1時間での到着。頂上は2693メートル。
2400メートルからのスタートでしたが、一度2500メートルまで上がった後に100メートルくらい下ったため、結局登った高さは400メートル分。足もとが歩きにくいということもあり、結構な疲れも。