2015年夏の富士登山、遭難者に女性が大幅増加

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2015年の夏登山で、静岡県側から登った登山者の遭難者数が発表されました。

7月10日から8月31日までの遭難者は55人。

このうち、女性の遭難者が26名で、前年比で10名増加と発表されています。

この他、外国人登山者が15人で前年比で7人増加。

女性の遭難者は疲労による救出要請が多かったとのこと。

富士登山は目標が明確なことと、気軽に参加できることから、女性でも多くが登っています。

一方、今回のニュースのように、準備が十分でないような人は、途中で疲れて救助を要請する人もいるようです。

本当に厳しい場合は救助を呼ぶことも重要ですが、それ以前に、体調の管理、他の山での予行練習などを行い、登り切り、無事に降りられるようにする必要があるでしょう。

無理なら頂上まで登らず、途中で引き返す決断も重要です。

以下、ニュースとして配信された情報です。

今回のニュースは静岡県側の3ルートに関しての話ですので、一番多くの人が登る山梨県側ではまた事情が異なるかもしれません。この点はご了承ください。

『県は10日、富士宮ルートなど県側の富士登山3ルートを冬期閉鎖(全面通行止め)とし、富士山の今年の夏山シーズンが終わった。県警によると、今夏は登山を楽しむ女性グループ「山ガール」や外国人登山客の遭難が急増。世界文化遺産としての定着で登山者の裾野が広がっていることが原因とみられ、登山経験の浅い入山者への対策などが急務となっている。

県警地域課によると、この夏の登山期間(7月10日~8月31日)の遭難者は50件55人で、前年同期(50件54人)とほぼ横ばい。しかし、このうち外国人遭難者は15人(前年同期比7人増)で約2倍になったほか、女性の遭難者が26人(同10人増)といずれも大幅に増加した。外国人の場合は道迷い、山ガールは疲労による救助要請が多かったという。

こうした傾向について同課は「世界遺産ということが広く浸透してきたことで、外国人や山ガールが(比較的気軽に)富士山を目指すようになったのではないか」と分析している。

また、死亡・行方不明者は前年と同じ0人、重傷者は5人(同2人減)、軽傷者は14人(同2人増)、無事救出は36人(同1人増)だった。同課によれば、無謀な登山をする人が目立っており、7月には県外の30代女性が男児(5)と女児(1)を連れて登山し、救助を求めた例があったほか、サンダルやTシャツ姿の登山者も見受けられたという。』(産経ニュース 2015年9月11日より)

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